11次派遣隊とその家族のほぼ全員と握手 防相

2016年11月20日 08:02

 南スーダンPKO活動第11次隊の出発式が19日あり、稲田朋美防衛大臣は式を終えての記者会見で「命令を発した立場として、しっかりこの11次隊員の皆さんが意義ある活動をし、無事全員帰国されることを期待している」と語った。

また派遣される隊員やその家族と懇談した稲田防衛大臣は「ほぼ全員と握手した」と駆けつけ警護などの新任務付与を含め、すべての責任は自分にあると責任の所在を明確にしているだけに、特に、活動への期待と無事に帰国することへの思い、家族には感謝の思いが込められての握手になったもよう。

 稲田防衛大臣は懇談について「中には、家族、お父さんも息子さんも自衛隊で、そのまた息子さんも中学生だけれども自衛隊に入ろうと思っているというお話しやお母さんと娘さんが自衛隊であったり、今回、御夫婦で南スーダンに行かれる方がいらっしゃったり、個々の御家庭の様々な様子をしっかり聞くことができてよかった」と語り「自衛隊の皆さんが南スーダンでしっかり安全を確保しつつ、有意義な活動をしてきてくれるものと期待している」と改めて期待を語った。

 また「南スーダンの情勢については、これからもしっかり緊張感を持って見極めていく必要があるというふうに思っている」と強調した。(編集担当:森高龍二)