防衛大臣補佐官に志方俊之氏

2012年04月09日 11:00

 防衛大臣補佐官に志方俊之氏が就任した。田中直紀防衛大臣は「防衛省の政策課題の中で、首都直下型地震と原子力災害を含む大規模災害などでの自衛隊の対応について、防衛省における危機管理態勢の強化に貢献頂けるよう期待している」と述べた。

 志方氏は帝京大学教授で工学博士。陸上自衛官出身。防衛問題の評論家としても知られる。防衛大学卒。1936年生まれ。76歳。

 志方氏は産経新聞の正論で「首都直下で自衛隊をどう動かすか」をテーマに論評し「東日本大震災による地殻変動を考えると発生確率は30年以内に70%との見方もある。国および東京都、各区市町村は地震対策を強化し、大地震に備えなければならない」とし、「優先すべきは人命救助と最低限の首都圏機能の維持であり、出動整備計画の具体化、現場指揮官の権限の明確化、訓練を重ねておく必要がある」などと提言している。(編集担当:森高龍二)