政府は「平成28年までの5年間で、国内での旅行消費額を30兆円とする」などの目標を掲げた観光立国推進基本計画を30日、閣議決定した。
基本計画では平成28年までに訪日外国人旅行者数を1800万人にすることを目標に掲げたほか、新たに訪日外国人旅行者や国内観光地域の旅行者の「満足度」の目標を設定した。
国土交通省によると、平成21年の国内においての旅行消費額は25兆5000億円となっており、約2割アップをめざすこととなる。
また、国際観光の拡大・充実をめざすとしており、平成32年初めまでに2500万人とすることを念頭に、平成28年までに1800万人をめざす。平成22年実績で861万人なので、2.1倍を目標として取り組むことになる。
また、訪日外国人旅行者の満足度では「必ず再訪したい」とする回答を6割にすると目標数値を明記した。(編集担当:福角忠夫)