女性のスマートフォン利用実態 iPhoneの所有率が女子高生では84.8%、アプリは全世代「LINE」が最多

2017年01月22日 18:42

262_e

MMD研究所は、インテル セキュリティと共同で、2016年12月6日~12 月10日に、「女性のスマートフォン利用実態調査」を実施した。

 MMD研究所は、インテル セキュリティと共同で、2016年12月6日~12 月10日に、スマートフォンを所有する15歳~49歳の女性<女子高生 n=328、女子大生 n=412、20・30代社会人独身女性(以下、独身女性) n=416、30・40代既婚女性(以下、既婚女性)n=418>1,574人を対象に「女性のスマートフォン利用実態調査」を実施した。

 まず、所有しているスマートフォンについて聞いたところ、iPhone(キャリア、格安スマホ所有を含む)の所有率が女子高生では84.8%と最も多く、次いで女子大生が79.6%、独身女性が69.9%、既婚女性が62.9%となり女子高生のiPhone所有率が最も高かった。Androidの所有率はiPhoneとは真逆の結果となり女子高生の所有率が最も低く、既婚女性の所有率が35.1%と最も高かった。

 格安スマホの所有率はiPhone、Android端末(キャリア、格安スマホ所有を含む)を合わせると女子高生が6.7%、女子大生が4.1%、独身女性が11.3%、既婚女性が7.8%となり独身女性の格安スマホ所有率が最も高かった。

 スマートフォンの1カ月の通信量を聞いたところ、「気にしていないのでわからない」を除くと、女子高生と女子大生は「6GB以上~7GB以下」の回答が最も多く、それぞれ12.2%と12.9%。独身女性は「2GB以上~3GB以下(12.5%)」、既婚女性は「1GB以上~2GB以下(18.9%)」が最も多く、属性で1ヵ月の通信量のボリュームゾーンが異なる結果となった。また、6GB以上と回答した結果をまとめると、女子大生が30.9%、社会人独身が26.2%、女子高生が24.7%、既婚女性が8.3%となった。

 定期的に利用しているアプリ・サイトを聞いたところ、全世代「LINE」が最多回答となった。2位以下の結果を見ると女子高生の「Twitter(74.1%)」、「音楽再生アプリ(53.0%)」、女子大生では「Twitter(77.9%)」、「Instagram(50.7%)」、独身女性が「Facebook(45.2%)」、「Twitter(40.9%)」、既婚女性が「ゲームアプリ(35.6%)」、「ショッピングサイト(30.9%)」となった。また、「Facebook」においては最も利用が多かったのは独身女性の45.2%、次いで女子大生の28.2%、既婚女性の27.3%と続き、女子高生は10.7%であった。

 定期的に利用しているアプリの平均数(「その他」を含む43項目の合計回答数÷<回答者数-使っているアプリはないと回答した人数>)を求めると、女子高生は6.5個、女子大生は6.7個、独身女性は6.8個、主婦は5.4個となり、使用アプリの平均数や上位アプリの違いから既婚女性と未婚女性のスマートフォンの使い方に違いがあることがわかった。

 続いて、フリマアプリ、ショッピングアプリ・サイトを利用していると答えた人(女子高生n=111、女子大生n=127、独身女性n=160、既婚女性n=176)を対象に、利用に関してあてはまることを聞いたところ、「時間」と「お金」のいずれか、またはどちらも節約したい、と回答した合計は全属性約7割となった。

 「お金を節約したい」という回答で最も多かったのは女子高生の48.6%。「時間もお金も節約したい」という回答が最も多かったのは既婚女性で36.4%となった。女子高生はお金の節約を考えショッピングアプリやフリマアプリを利用しているが、お金の節約に繋がりそうなクーポンアプリの利用では、女子高生は全世代で最も低く7.9%(女子大生:8.7%、独身:11.5%、既婚:13.2%)となった。また、お金の管理に関する「家計簿アプリ」の利用では、独身女性が12.0%で最も多く、女子大生の10.7%、既婚女性の9.3%、女子高生の2.4%と続いた。 (編集担当:慶尾六郎)