稲田朋美防衛大臣は20日の衆院予算委員会で、駆けつけ警護など新たな任務を担いPKO活動にあたっている自衛隊員らの安全確保について「南スーダン情勢に毎日、隊員らの日報に限らず、UNMISS情報、南スーダン北部、南部、ジュバのみならず、他国情報など、毎日、報告を受けている」とし「安全を確保し、隊員らが有意義な活動ができているかどうか見ていきたい」と安全確保に終始目配りしている旨強調した。
そのうえで稲田防衛大臣は「PKO参加5原則が満たされていればそれで良いというのではなく、自衛隊員が自らの安全を確保し、有意義な活動ができるかどうか、そこはしっかりみていく。そのことを議論しましょうと申し上げてきた」と答えた。
民進党の升田世喜議員の質問に答えた。升田議員はPKO活動にあたっている自衛隊員の家族の思いを伝え「自衛隊員の家族は心配がいっぱいだ。どうか防衛大臣としての信頼を回復させてください。それができなかったら出処進退を明らかにしてください」と防衛大臣の責任を果たすよう、出来ないのであれば辞任を求めた。(編集担当:森高龍二)