南スーダンで民間人殺害や性的暴力等 安保理懸念

2017年02月14日 13:51

 日本共産党は「国連安全保障理事会が11日未明、報道機関向け声明を発表した」とし「声明では民間人の殺害や性的暴力、住宅破壊、民族間の暴力、家畜や財産の略奪が報告されていることに深刻な懸念を改めて表明」したほか「南スーダン全土、ことにエクアトリア、上ナイル両州で続く戦闘を強く非難。すべての当事者に対し、速やかに敵対行為を中止するよう求めた」と党機関紙赤旗で南スーダンの深刻な状況を伝えた。

 それによると国連安保理が「南スーダン政府に対し、一連の攻撃犯の責任を追及する手だてをとるよう求め、今年に入り8万4000人以上が同国を逃れ、さらに多数が国内で避難民となっていることを警告した」としている。

 また「同国政府が国連南スーダン派遣団(UNMISS)の活動を阻害していると指摘」し「民間人保護や人道支援物資配給の条件づくりといった任務を果たせないと懸念を表明した」としており、南スーダンでのPKO活動の状況について、改めて国会でも政府の認識と現況報告が求められそうだ。(編集担当:森高龍二)