籠池氏、学校建設に総理から100万円と名指し

2017年03月17日 07:26

 菅義偉官房長官は小学校開設のため大阪府豊中市の国有地の払い下げを受けた大阪市の学校法人森友学園・籠池泰典理事長が、視察した与野党の国会議員に対し、学校開設に対する寄附として100万円を安倍晋三総理から、昭恵夫人を通して受けた旨の発言を16日行ったことに、同日夕の記者会見で「総理に確認したところ、総理は自分では寄付はしていないと述べている」と自分が寄付した事実はないと否定していることを明らかにした。

 また菅官房長官は「首相は昭恵夫人や安倍事務所、第3者を通しても寄付はしていないと語っている」とし「本来私人なので答える必要がないが、このような事態になっているので、念のため、昭恵夫人個人が寄付したかどうかについても、確認している」と述べた。

 また、菅官房長官は「何を根拠に(籠池氏が)そのような発言をされたのか承知していないが、総理が申し上げた通り」と語った。
 
 ただ、寄付された時期についても2015年9月頃と特定して語っていることから、国会で、真相を明らかにすることが強く求められる新たな事態になっている。(編集担当:森高龍二)