東芝ライテックが、チョークレス水銀ランプ160W形(反射形)とほぼ同等の明るさを実現した「反射形(チョークレス水銀ランプ形)19.0W」を3月21日から発売すると発表した。チョークレス水銀ランプ160W形と比べて、消費電力を約88%削減、寿命は約6倍であるという。
屋外の看板用照明や広告塔などで広く使われているチョークレス水銀ランプ。それとほぼ同等の明るさを、消費電力19.0Wで実現、配光角も従来品の120度と同等の110度に設定されている。また、使用温度は-20℃から+35℃、電源電圧は100/200V(使用範囲±10%)に対応、高い防水性も兼ね備えているため、屋外や電圧が多少不安定な場所でも安心して使用可能な商品となっている。さらに、消費電力を約88%削減、寿命は約6倍を実現しているため、定格寿命40000時間経過時点で、電気代は約124000円の削減になる
2010年以降、商品ラインナップが拡大し続けているLED照明市場。パナソニックが直管形LEDランプ搭載ベースライトなどの品揃え拡充、岩崎電気が直径6cmの屋外用LEDスポットライトやハロゲン電球型のLEDランプを発売、東芝ライテックも、業界初の32形Hf蛍光ランプ高出力器具相当の明るさの直管形LEDベースライトなどを発売するなど、直近の数週間だけでも数多くのLED照明関連の新商品が市場に投入されている。存照明からの買い替え需要に支えられ、その市場規模は2010年において2009年比の200.5%の750億円。2011年においても2010年比185.7%の1393億円となっており、今後も引き続き拡大すると見込まれている。