韓国・聯合ニュースは2日、韓国国防部の文尚均(ムン・サンギュン)報道官が2日の定例記者会見で明らかにしたとし「南部の慶尚北道・星州のゴルフ場に配備された米国の最新鋭地上配備型迎撃システム高高度防衛ミサイル(THAAD)について、初期運用能力を発揮できる状態だと伝えた」と報じた。
初期運用能力を発揮できるとの意味について、聯合ニュースは「北朝鮮が韓国に向けて弾道ミサイルを撃った場合に即座に対応できる状態を備えていることを意味する」としている。
北朝鮮対策では「米領グアムの空軍基地を飛び立った2機の米戦略爆撃機B1Bが1日正午ごろ朝鮮半島東の東海上空(日本海上空)に飛来し、韓国空軍の戦闘機と共同で訓練を行い、米原子力空母カール・ビンソンの艦載機とも訓練を実施したことを韓国軍消息筋が伝えた」と報じている。
また、B1Bは「訓練後、韓国北部の京畿道・抱川にある軍の訓練場に移動し、有事の際の北朝鮮への精密爆撃能力を高めるため演習弾投下などの訓練を行ったとされる」と伝えている。(編集担当:森高龍二)