韓軍 対北でM-SAMシステムを来年にも配備

2017年04月17日 06:48

 北朝鮮が弾道ミサイルの発射などを繰り返すなか、韓国は北朝鮮対策で「軍が中距離地対空誘導弾(M-SAM)システムの開発を終え、早ければ来年にも実戦配備すると軍関係者が16日、明らかにした」と聯合ニュースが16日伝えた。

 M-SAMは高度約20キロで敵の弾道ミサイルを破壊する『直撃型』迎撃ミサイルで「テストでは約10発の模擬弾道ミサイルを正確に迎撃したという」と伝えている。

 聯合ニュースは「韓国軍は当初、20年代前半に配備する予定だったが、北朝鮮の弾道ミサイルの脅威が高まっていることから大幅に前倒しした」とし「2018~19年にかけて実戦配備する計画」としている。

 そのうえで、韓国軍の計画として「今後、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)、在韓米軍に配備される米最新鋭地上配備型迎撃システム『高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)』と結合させ、ミサイル迎撃能力を最大化させる」としている。

 北朝鮮は16日、弾道ミサイル1発を発射し、失敗したもようだが、25日の朝鮮人民軍創建85周年にミサイルを再度発射する可能性も言われている。(編集担当:森高龍二)