平成23年中に利殖勧誘事犯による被害者数は6万4330人にのぼったことが警察庁のまとめで分かった。被害額は590億7191万円にもなる。また検挙した人数は184人と前年に比べ74人増えた。
それによると、昨年中の利殖勧誘事犯に伴う検挙事件数は35件で前年に比べ4件増えた。被害者数は前年に比べ4万5316人増え、前年の2.27倍になっていた。また被害額も前年に比べ3.27倍となった。
勧誘の類型で被害者が最も多かったのはファンドで1万1455人が被害に遭っていた。被害額は297億3224万円。先物取引での勧誘による被害者も1891人おり、額では94億3472万円になっていた。また、未公開株での被害者は1700人で、額では55億2270万円になっていた。(編集担当:福角忠夫)