日産を代表するミニバン、日産セレナが、平成28年度自動車アセスメント(JNCAP)の衝突安全性能評価で最高評価の「☆☆☆☆☆(ファイブスター賞)」を獲得。また、予防安全性能評価では、平成28年度から新規導入された「前方歩行者との衝突に対する被害軽減ブレーキの評価」において初の満点を獲得、その他の予防安全装置の評価でもすべてにおいて満点を獲得し、合計点がJNCAP初の満点となりました。結果、最高の「ASV++」と評価され、その安全性の高さが実証された。
自動車アセスメント(JNCAP)は、毎年発売される新型車を国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)により、自動車の安全性能を評価、公表するシステム。
今回、最高の安全評価を獲得したセレナは、昨年に6年ぶりにフルモデルチェンジ。国内初となる高速道路同一車線自動運転化技術「プロパイロット」を初搭載したことなどが、好評価されている。
「セレナ」は、インテリジェントアラウンドビューモニター(移動物検知機能付)、車も人も検知するインテリジェントエマージェンシーブレーキ、LDW(車線逸脱警報)、高強度安全ボディ(ゾーンボディ)、歩行者傷害軽減ボディ、6つのSRSエアバッグシステムなどを装備しており、これらが最高評価獲得に貢献したようだ。
さらに、クルマがステアリングを操作して駐車をサポートする「インテリジェントパーキングアシスト」、車内の状況や天候などに影響されずクリアな後方視界を確保する「インテリジェントルームミラー」「踏み間違い衝突防止アシスト」「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」「インテリジェントDA(ふらつき警報)」「進入禁止標識検知」といった機能も充実している。
日産自動車では、「ゼロ・フェイタリティ」「ゼロ・エミッション」の実現を目指し、クルマの知能化、電動化を推し進める「ニッサン・インテリジェント・モビリティ」の考え方のもと、クルマをよりワクワクするパートナーへと進化させていくと表明。
セレナに搭載した「プロパイロット」は「ニッサン・インテリジェント・モビリティ」を具現化した技術といえる。(編集担当:吉田恒)