民進党の山井和則国対委員長は28日、安倍晋三総理が臨時国会を召集するように取り計らってほしいと大島理森(ただもり)衆院議長に野党4党揃って要望する考えを示した。
山井国対委員長は臨時国会の開催に関し「現時点では憲法53条に基づく臨時国会の開会要求に対し、安倍総理は拒否している」とし「このため、国権の最高機関である大島議長から安倍総理に取り計らっていただけるよう、臨時国会の開会を要望する」と述べた。
また「安倍総理は国民に丁寧に説明したいと(今月19日の記者会見で)発言した」とし「国会を開かないのはウソをついていることになる。臨時国会を開くべきというのは国民の声だ」と総理が憲法に基づく臨時国会召集に早急に応じるべきだと、応じない姿勢を問題だとした。
民進党・日本共産党・自由党・社会民主党の4党は稲田朋美防衛大臣の都議選自民党候補応援での不可思議な発言と総理の任命責任を追及のうえ、罷免するよう求めるほか、先の国会で説明責任が果たされていない森友学園への国有地払い下げでの8億円値引きの問題や加計学園への獣医学部新設を巡る疑惑、さらにテロ等準備罪(共謀罪)の不明朗な部分の説明などを求めていく考えだ。(編集担当:森高龍二)