北朝鮮が4日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)級のミサイル実験を行い、日本の排他的経済水域に落下したとみられることに、日本共産党の志位和夫委員長は同日、「度重なるミサイル発射の暴挙に厳重抗議する」との談話を発表した。
志位委員長は「挑発を続けることは北朝鮮にとっても、未来のない道であることを厳重に警告する」とした。
また志位委員長は「この問題は外交的解決しかない」と訴え「経済制裁の全面実施・強化と一体に、関係国が北朝鮮との外交交渉に踏み切り、核・ミサイル開発をとめ、その放棄を迫ることが急務」と強調した。
社会民主党の又市征治幹事長も「北東アジア全体の軍事的緊張を増すことになりかねない」とし「強く抗議する」との談話を発表した。
談話では「関係国は北東アジア地域の平和と安全のため、これ以上の挑発や緊張を高める行為を自制し、徹底した外交努力によって対話を開始すべきである」と外交での努力を求めている。
又市幹事長は特に「日本は2005年の6か国共同声明に立ち戻るよう北朝鮮への呼びかけを強め、6か国協議の再開に全力を挙げるべき」と提起している。(編集担当:森高龍二)