サントリーは一都三県に在住する20~69歳の成人男女 50,000人を対象に「ノンアルコール飲料に関する消費者飲用実態調査」を実施した。
2016年のノンアルコール飲料市場は、約4,340万ケース(対前年103%)。12年に大きく伸長したノンアルコール飲料市場だが、それ以降も堅調に推移している。17年は約4,413万ケース(対前年102%)と推定され、市場規模は拡大傾向と見込まれている。
3年前と比較して、ノンアルコール飲料が世の中に浸透してきているか質問したところ、7割以上(73.3%)が「そう思う」と回答している。「いろいろなノンアルコール飲料の商品が増えたと思う」(76.6%)や「ノンアルコール飲料を店頭でよく見かけるようになったと思う」(62.1%)など、日常生活の中でノンアルコール飲料に触れる機会が増えていることが背景にあるようだ。
自宅でノンアルコール飲料を飲んだことがある20,364人に、自宅での飲用頻度について質問したところ、3割以上(33.6%)が月1回以上、2割弱(17.4%)が週1回以上飲用していると回答し、3年前と比較してその割合はどちらも増加している。
また、自宅でノンアルコール飲料を月1回以上飲用している6,849人に、3年前と比較した飲用量の変化について質問したところ、5割以上(55.3%)が「増えた」と回答した。ノンアルコール飲料の飲用頻度・飲用量ともに増加し、飲用習慣化が進んでいるようである。
自宅でノンアルコール飲料を月1回以上飲用している人に、飲用シーンを質問したところ、「夕食時」(48.4%)、「昼食時」(30.1%)が上位回答だった。飲用シーンを聞くと、インドアだけでなくアウトドアでも、また夜だけでなく昼でも飲用されており、さまざまなシーンでノンアルコール飲料は飲用されているようだ。
ノンアルコール飲料の魅力について質問したところ、「気軽に飲める」(54.9%)、「飲んだ後も体が楽」(52.6%)が上位回答となりました。お酒を飲めないシーンでの飲用はもちろんのこと、時や場所、飲用後のことを気にせず楽しめることによりいっそう魅力を感じていると思われる。
「健康を気にしていても飲める」「カロリーや糖質・糖類、プリン体等を気にせず飲める」といった機能面に関する回答も7割を超え、ノンアルコール飲料を飲用している人にとってはカロリーゼロや糖質ゼロといった「機能性」も魅力のひとつになっているようだ。
いよいよ夏本番のこの季節、「飲み」の選択肢にノンアルコール飲料を加えてみるのもいいだろう。(編集担当:久保田雄城)