稲田大臣の即刻罷免と事実関係の調査を求める

2017年07月21日 08:20

 民進党の蓮舫代表は南スーダンPKO活動の自衛隊の日報隠ぺいに稲田朋美防衛大臣が関わっていたのではないかと疑惑が生じていることについて、20日の記者会見で「一体、何が起きているのか、分からない事態になった」と問題提起した。

 蓮舫代表は「稲田大臣が日報の非公表を承認し、隠ぺいした、とほぼ全ての新聞が報道している。政府の信頼関係が根底から覆させられる事態だ」と事の重大さを指摘した。

そのうえで「日報については『なかった』と言っていたものが『あった』。また『あった』と言われたものを『なかった』ものにしたのか。これは明らかにしなければならない問題だ」とした。

 そのうえで、「こうした情報が防衛省内から漏れていることが考えられるが、稲田大臣の大臣としてのシビリアンコントロールが全く機能していないことの現れではないか」とも語り「安倍晋三総理は稲田大臣を即刻、罷免すべきだ」と求めた。

 また、蓮舫代表は「菅義偉官房長官が20日午前の記者会見で、稲田大臣が日報の非公開を了承したかどうかも含め、この問題について調査すると明言されたが、稲田大臣も(調査対象に)含め、是非、調査してほしい」と述べた。また、この問題は予算委員会の閉会中審査でも「大きな論点の一つになると思う」と述べた。(編集担当:森高龍二)