民進党の野田佳彦幹事長は24日の記者会見で、同日の衆院予算委員会で加計学園が国家戦略特区として獣医学部新設を申請している事実を安倍総理は「2017年1月20日まで知らなかった」と答弁したことに「誰がどう見てもにわかに信じることができない。疑惑はむしろ深まっているように思う」と指摘した。
野田幹事長は「総理の意向に関わる問題や周辺の人の忖度があったのかどうかについては、疑惑を持たれるような記録は文書として次々と出てくるが、それに対する反論というのはほとんど記憶であり、残念ながら疑惑が晴れていっているという状況では決してない。そういうことなどを含めて疑惑は深まっていると思わざるを得ない」と語った。
また、この日の予算委員会でも参考人の答弁がまったく異なるものになったことからして「証人喚問を行い、きちんと偽証罪が問われる、白黒はっきりする場で解明をしていかなければいけない」として、前川喜平前文部科学事務次官と和泉洋人総理補佐官、加計学園理事長の加計孝太郎氏、安倍昭恵総理夫人の証人喚問を実現しなければならないとした。(編集担当:森高龍二)