南スーダンPKO活動での自衛隊『日報』隠ぺい問題に稲田朋美防衛大臣が関わっていたのではないか、との疑惑が出る中、民進党の蓮舫代表は22日、「特別防衛監察でいいのかという次元にきている」として、第3者による調査が必要だと求めた。
蓮舫代表は「稲田大臣は、陸自からの報告を受けて、『(日報は)なかったことにしよう』と了承したのか。特別防衛監察では、大臣は、協力はするが、基本的に調査対象ではなく、処罰の対象ではない。第三者の、外部による調査に切り替えるべきだ」と語った。
また、今回の大臣了承のもとで日報隠ぺいが行われたのかどうか、24日、25日に予定されている衆参での予算委員会(閉会中審査)でも、この問題を取り上げる考えを示した。
ただ、学校法人加計学園の獣医学部新設をめぐり、国家戦略特区で加計学園に決定する2か月前に、日本獣医師会に特区担当大臣の山本幸三地方創生担当大臣が訪ね、加計学園の名をあげ、決定の旨を伝えていた疑義が新たに生じており、行政が歪められたのか、加計学園ありきで国家戦略特区制度が悪用されたことはなかったのか、衆参ともに5時間の審議の中で、野党側が持つ時間はともに3時間半だけに、焦点を絞り込んだ効率の良い質問、追及が求められる。(編集担当:森高龍二)