自民の新国対委員長に加計疑惑集中審議要求へ

2017年08月03日 14:38

 民進党の山井和則国対委員長は2日開かれた党の学校法人加計学園獣医学部新設疑惑の調査チーム会合で、今週中に自民党の国対委員長と会談し、臨時国会開催を要求するとともに、加計学園疑惑に関して集中審議するよう要求する考えを示した。

 また、きょう3日に行われる内閣改造での加計学園疑惑に関係している規制改革担当大臣と文部科学大臣を、調査チームの会合に出席するよう要請したうえで、加計学園問題に対する見解を確認する必要があるとして、チーム会合への出席を要請する考えを示した。

 また、福山哲郎幹事長代理は加計学園グループ・岡山理科大学獣医学部新設の申請について公開を求めた。文部科学大臣の諮問機関・大学設置・学校法人審議会(設置審)の審議が内規で非開示になっていることを踏まえたうえで、「国民から疑問が投げられていて、国会答弁も二転三転する。いまだに何も明るみになっていない。このまま設置審の審議内容が非開示のままで、認可という結論(答申)だけが出たら、国民は文科行政を信じられなくなる」と強い懸念を示し、疑惑を払拭するために、申請について公開を求めた。

 玉木雄一郎幹事長代理は、国家戦略特区諮問会議は中立性を担保するため直接の利害関係者が審議には不参加の規定がある。分科会メンバーに加戸守行前愛媛県知事が入っている。分科会において利害関係者を排除する運営規定はないのか、次回会合までに回答を、と内閣府担当者に求めた。(編集担当:森高龍二)