日米の外務・防衛閣僚による「日米2+2」(安全保障協議委員会)が17日にワシントンで開かれる事が決まった。小野寺五典防衛大臣は8日の記者会見で、「新しい内閣の中で初めて日米『2+2』を行うことになる。東アジアの安定、日本の安全保障を含め、日米の強固な関係が大変重要なので、様々な課題、特に共通の安全保障上の課題について、幅広く意見交換していきたい」と語った。
その一方で「議論の内容について予断は差し控えたい」とした。ただ、小野寺大臣は「日本国民が様々抱えている多くの課題について、この中で、私どもとしても、しっかり話をしていきたいと思っている」とし、沖縄の負担軽減の加速化への協力を要請する意向をうかがわせた。
2+2の協議では、特に核開発・ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応、海洋進出戦略を展開する中国への対応、日米協力しての相互の防衛強化策などをテーマに話し合うものとみられる。(編集担当:森高龍二)