固形燃料のSLBMか、北極星3

2017年08月25日 08:17

 韓国・聯合ニュースは朝鮮労働党機関紙「労働新聞」が23日に掲載した金正恩(キム・ジョンウン)党委員長の国防科学院化学材料研究所の視察写真に「発射実験を行っていない固体燃料の弾道ミサイル『北極星3』に関する情報が写っていた」と伝えた。

 聯合ニュースは「北朝鮮メディアによると、同研究所は大陸間弾道ミサイル(ICBM)の素材を開発・生産している」としている。労働新聞掲載写真には「水中戦略弾道弾 北極星3」と書かれた説明板が写っている。

 北極星3について「北朝鮮は液体燃料を用いる『火星』系列と固体燃料を使う『北極星』系列の2種類の弾道ミサイルを開発している。昨年8月には潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)北極星1の発射実験に成功し、今年2月にはこれを地対地ミサイルに改良した北極星2を発射した。このため、北朝鮮がこの先公開する固体燃料の新型ミサイルは北極星3という名称になるとみられていた」と報道。「北極星3」は「潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)と推定される」という。北朝鮮のミサイル開発の加速化がうかがえる写真といえる。(編集担当:森高龍二)