北核実験、深刻な脅威と日露首脳、認識を共有

2017年09月04日 15:36

 北朝鮮の核実験を受け、安倍晋三総理は3日午後11時28分から約15分間、ロシアのプーチン大統領と電話会談。また、米国・トランプ大統領と同日2回にわたって電話会談した。この中で、安倍総理はプーチン大統領とも「北朝鮮による暴挙は深刻な脅威であるとの現状認識を完全に共有した」(総理)と述べた。

 米ロ両首脳との電話会談後、記者会見した安倍総理はプーチン大統領との会談では北朝鮮の行動が「深刻な脅威」であることを共有したとし、安倍総理が「国連安保理において協力していこう」と呼びかけ「緊密に連携していこうということで完全に一致した」と述べた。安倍総理はウラジオストクでプーチン大統領と今週会談の予定。

 一方、トランプ大統領とは「国際社会が強い決意を持って、北朝鮮に対し、これまでになく強い圧力をかけていかなければならないとの認識で一致した」と述べた。また「日米は100%共にあるということを改めて確認した」とも述べた。

 北朝鮮に国連安保理決議を守らせ、核開発を止めさせるために国際社会が一致協力し圧力をかけていくことが必要な一方で、軍事を背景とする強制的圧力によっては、これに日本が巻き込まれる可能性もある。

 安倍総理は「電話首脳会談の詳細については言えないが、ウラジオストクで首脳会談を行う予定であり、しっかり議論をしていく上においても、日米両国が更に連携をしていこうということで一致した」と語った。(編集担当:森高龍二)