SUBARU「レガシィ」、大幅な改良を受け基本性能・安全性能アップデート

2017年09月05日 07:04

Subaru Legacy

大幅な改良を受けたSUBARUレガシィ・シリーズ、写真は「レガシィB4 Limited」、価格は324.0万円

 SUBARUは、同社のフラッグシップ「レガシィ・アウトバック/B4」を大幅に改良し、マイナーチェンジした新モデルを発表、10月5日から発売する。

「レガシィ・アウトバック/B4」は、SUBARUが考えるクルマの「機能的価値」「情緒的価値」をユーザーに提供し、生活を豊かにするパートナーを標榜してきた。今回のマイナーチェンジは、そのための安全性能、走行性能のアップデートであり、内外装のデザインや質感を徹底的に磨き上げることが目的だ。現行モデルは、2014年10月の発売以来、すべての乗員が安全快適に、そして愉しく移動できるクルマとして進化を続けている。

 今回の大幅改良では、運転支援システム「アイサイト」の進化をはじめとして、同社の強みである安全性能を大きく強化しているのが特徴だ。今回搭載した新「アイサイト」の機能として、後退時自動ブレーキシステムの追加、全車速域追従機能付クルーズコントロールの車速域を0km/h~約120km/hに拡大、加えて「アイサイト・セイフティプラス」としてフロント&サイドビューモニターやハイビーム照射時に対向車・先行車への眩惑を防ぐアダプティブドライビングビームの採用、ステアリング連動ヘッドランプを搭載した。これらによって新型レガシィは全方位の安全性能を大幅に高めた。

 また、クルマとしての基本・運動性能も細かな改善を積み上げて、大きく引き上げている。サスペンションのチューニング変更や電動パワーステアリングの改良により、フラットな乗り心地と安定感のあるリニアなハンドリングを実現。加えて、エンジン部品の軽量化やフリクション低減及び制御の見直し、リニアトロニックチェーンの改良により、燃費と静粛性が大幅に向上した。なお、トランスミッションのマニュアルモードは7速に多段化、進化している。

エクステリアは、「アウトバック」と「B4」のそれぞれの個性を際立たせるデザインに一新した。「アウトバック」は上質な力強さ、存在感を更に強調するデザインに、「B4」はより上質でスポーティなデザインにあったのが分かるだろうか。同時に、新色を追加し「ワイルドネスグリーン・メタリック」と「クリムゾンレッド・パール」を採用、ユーザーの選択肢を拡げた。

 室内に目を移すと、センターパネルのデザインを一新してしていることに気付く。先進性を高いインストルメントパネルにダブルステッチを施し、小径化した新デザインのヒーター付きステアリングホイールを採用して質感を向上させたという。また、後席USB電源の追加やオートドアロック機能の採用などで、乗員の利便性を大きく高めた。価格はアウトバックが329.4万円〜356.4万円、セダンB4が302.4万円〜324.0万円。(編集担当:吉田恒)