世界に先駆け生産性革命に挑戦すると総理

2017年09月09日 08:34

 安倍晋三総理は8日の未来投資会議で「日本は世界に先駆けて生産性革命に挑戦する」と述べ「生産性を飛躍的に向上させることにより、4年連続の賃上げを更に持続的かつ力強いものとしていく。生産性革命こそがデフレ脱却への確かな道筋となると確信している」と強調した。

 安倍総理は、そのために「これまでにない思い切った政策を講じていく」とし「生産性向上に向けた設備や人材への大胆な投資を促すため、税制、予算、規制改革など、あらゆる政策を総動員する」と経済界をさらのバックアップする姿勢を示した。

 また、安倍総理は「過去最高となった経常利益や高水準の内部留保を、投資や賃金につなげるために、政府としてどのような環境整備が必要か。産業界として何ができるのか。真摯な検討が求められる」とも語り「経済財政諮問会議とも緊密に連携し、生産性革命の実現に向けた施策の具体化を進めてください」と関係大臣に指示した。企業収益は2012年度の48兆5000億円から16年度には75兆円にまでなっている。(編集担当:森高龍二)