厳しい措置含む安保理新決議の早期採決重要

2017年09月12日 06:15

 菅義偉官房長官は11日の記者会見で、米国が国連安保理決議案採決を11日(ニューヨーク時間)に行いたい意向で取り組んでいることに「承知している」としたうえで「現在、安保理メンバー間で様々議論が行われている。いずれにしても。厳しい措置を含む新たな安保理決議の早期採決が重要」と語った。

 「米、英、フランスをはじめとする安保理メンバー、韓国と緊密に連携し、中国、ロシアとも意思疎通を図りながら(安保理採決へ)進めていきたい」とした。

 北朝鮮が新たな制裁決議の採択により、軍事的挑発の可能性について、菅官房長官は「北朝鮮の挑発行為に予断を持って語ることは控えたい」としたうえで「北朝鮮の核・ミサイルについては政府として重大な関心を持って情報収集・分析に努めている」と答えた。

 菅官房長官は「政府としては、常に米国・韓国と緊密に連携し、北朝鮮の挑発行動の自制、安保理決議の遵守を強く求めていきたい」とした。(編集担当:森高龍二)