安倍晋三総理は6日から7日までロシア・ウラジオストクを訪問する。東方経済フォーラムに出席するほか、日露首脳会談、日モンゴル首脳会談、日韓首脳会談を行う予定。
菅義偉官房長官は5日の記者会見で「日露首脳会談では平和条約締結問題をはじめとする二国間関係、北朝鮮問題を始めとする国際情勢について率直な意見交換をする」としている。日露首脳は3日深夜に電話会談し、北朝鮮の脅威が深刻なレベルであるとの認識を共有している。
また日韓首脳会談について、菅官房長官は「未来志向の日韓関係の構築や北朝鮮問題に関する対応などについて突っ込んだ意見交換が行われるものと考える」と述べた。
日韓首脳は4日に電話会談を約20分にわたり行っており、この時の会談では、安倍総理が「国際社会全体で最大限の圧力を北朝鮮にかけることが必要不可欠」とし「北朝鮮への圧力強化を進める上で、中国、ロシアに対して更なる役割を求めていく」とした。
これに文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「韓国としても核実験を強力に糾弾する」としたうえで「国際社会と協力し強力な安保理決議も含めた強力な報復策を講じる」とし、両首脳は日韓・日韓米で緊密に連携していくことを確認している。(編集担当:森高龍二)