日産自動車は、10月に開催した東京モーターショー出展概要で予告していたとおり、同社売れ筋の5ナンバーミニバン「セレナ」に、同一車線自動運転技術「プロパイロット」を搭載した「セレナNISMO」を11月21日より全国一斉に発売すると発表した。
NISMOは、日産のモータースポーツ部門で、「Innovation that excites/運転するワクワク感」を具現化するパフォーマンスブランド。ストリート用の商品も豊富にラインアップする。NISMOのクルマはモータースポーツで培われた空力スタイリング、卓越したハンドリング、革新的な技術による、パフォーマンス溢れる走りでドライビングの歓びを提供するブランドだ。
モータースポーツの世界では、日本のSUPER GTのGTカーなど最高峰のレースに自ら参戦、国際舞台ではルマン24時間レースやヨーロッパ・ルマン・シリーズ(ELMS)に参戦しているチームにエンジンを供給している。
国内販売するNISMOブランドの市販車は、2013年2月に発売した「ジュークNISMO」を皮切りに、「マーチNISMO」、「ノートNISMO」「フェアレディZ NISMO」、「NISSAN GT-R NISMO」へとモデルを拡大。そして、今回の「セレナNISMO」を発売に踏み切ったわけだ。
「セレナNISMO」は、「セレナ」自体の特長である家族全員でロングドライブを楽しめる使い勝手の良さ、快適性を損なわずに、「迫力のスタイリング」と「爽快なドライビング」を実現したモデルだという。
エクステリアは、精悍でスタイリッシュなデザインとし、専用設計のフロントバンパー、リヤスポイラーなどを採用し、空力性能を向上させた。インテリアはエクステリアと同様にNISMOのアイコンであるレッドアクセントを随所にあしらい、ドライバーを高揚させるスポーティな演出とした。ボディカラーは、NISMO専用4色を含む、7色をラインアップした。
また、専用のボディ補強やサスペンションチューニングなどにより、高速走行でも安心できる高い安定性と気持ちのよいハンドリングを実現しました。さらに専用チューニングコンピューター(ECM)と専用スポーツチューンドマフラーにより、気持ちの良い加速フィーリングを実現した。
「セレナNISMO」は、「ニッサン・インテリジェント・モビリティ」を具現化する、高速道路同一車線自動運転技術「プロパイロット」を採用しているモデルだ。価格は341万9280円。(編集担当:吉田恒)