マツダは、大規模なマイナーチェンジを実施した「Mazda6(日本名:アテンザ)」ステーションワゴンを、3月6日から18日まで開催されるスイス・ジュネーブモーターショーにおいて世界初公開する。
ジュネーブショーの正式名称は「88th Salon International de l’Auto de Geneva」で、プレスデーは3月6日および7日、一般公開日は3月8日から18日まで。マツダのプレスカンファレンスは、現地時間で3月6日、午前8時15分からを予定している。
今回公開する「Mazda6」は、マツダの乗用車ラインアップを牽引するフラッグシップモデル。2012年のフルモデルチェンジ以来、3度目となる今回の商品改良では、テーマに「人間中心」の思想を掲げ、技術、デザインなどのあらゆる領域を深化させ、その質のレベルを一段引き上げたという。
今回、世界初公開するワゴンモデルは、ステーションワゴンとしての機能性を確保しながら、昨年11月末のロサンゼルスモーターショーで世界初公開したセダンモデル同様、エクステリア&インテリアともに上質さを磨き上げ、大人の落ち着きを感じさせるデザインへと深化させた。ワゴン、セダン両モデルとも、ユーザーの使用シーンに合わせて「走る歓び」を提供するモデルとなった。
また、昨秋の「第45回東京モーターショー」で世界初公開した次世代商品群の先駆けとなるコンパクトハッチバックコンセプト「マツダ 魁 CONCEPT(マツダ・カイ・コンセプト)と先日フランスにて「最も美しいコンセプトカー」に選出された次世代デザインビジョンモデル「マツダ VISION COUPE(マツダ・ビジョン・クーペ)」を欧州モーターショーで初公開する。
マツダは、技術開発の新しい長期開発ビジョン「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言2030」に基づいた展示を積極的に行なう。
また、イタリアのミラノにおいて、将来性が期待される自動車技術に贈られる「Q Global Tech Award」を受賞した、次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」の技術展示も実施する。「Q Global Tech Award」は、創刊1956年のイタリアの自動車専門誌「Quattroruote(クアトロルオーテ)」誌が主催する欧州の自動車業界の重要イベント「Quattroruote Day」において、「Quattroruote」誌をはじめ、世界15カ国の自動車専門誌の委員によって選出される賞だ。
新世代パワーユニット「SKYACTIV-X」は、ガソリンエンジンらしい伸びの良さに、ディーゼルエンジンの優れた燃費・トルク・レスポンスといった特徴を融合した革新の内燃機関であり、マツダ独自の燃焼方式「SPCCI(Spark Controlled Compression Ignition:火花点火制御圧縮着火)」により、ガソリンエンジンにおいて圧縮着火を制御する技術の実用化に世界で初めて目途を付けたガソリンエンジンだ。(編集担当:吉田恒)