4月から国民年金受給額200円減る

2012年01月30日 11:00

 国民年金(老齢基礎年金)は4月分から満額受給者の場合で月額200円減額され、6万5541円に、また厚生年金で夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額で23万940円と708円減額になる。

 4月分が支払われる6月支払いからの額で、厚生労働省では「物価変動に応じて年金額は改定されるため、法律の規定により24年度は0.3%引下げになる」と説明している。

 ただ、厚生労働省では過去に物価下落した際に年金額の減額を据え置いた特例水準(2.5%)の是正を図るため、24年度から26年度までの3年間で計画的にこれを解消するとしており、法案が成立すれば今年10月分から「さらに0.9%引下げ」となることから、年金生活者には響きそう。(編集担当:福角忠夫)