日韓で軍事情報を共有する「軍事情報包括保護協定」(GSOMIA)が1年延長される見通しと聯合ニュースが韓国国防部当局者の話として23日までに伝えた。GSOMIAは第3国への情報漏洩を防ぐために結ばれており、防衛秘密を共有するため締結されている。
この当局者は「朝鮮半島の安全保障情勢を総合的に考慮し、GSOMIAを維持するという立場」であることを示し「韓日関係や国防・外交の側面で実益があり、北の非核化や平和定着の過程で、韓日間の戦略的な意思疎通が必要と判断した」ことを述べたとしている。
GSOMIAは2016年11月23日に締結。1年ごとの有効で期限前の90日前に両国のいずれかが協定を終了させる意思を通告しない限り自動継続されることになっている。GSOMIAによる韓国との軍事情報共有はミサイル防衛強化などに役立っている。日本側が終了を通告することは考えられないため、事実上、1年延長が確定的だ。(編集担当:森高龍二)