NHKは18日、大阪府内の受信契約者の個人情報が入った帳票426世帯分を紛失したほか、1396世帯分を故意にシュレッダーにかけて廃棄したと発表した。
紛失したり、廃棄していたのは大阪放送局・北大阪営業センターで、契約者の氏名や住所、電話番号、支払期間、金額、未収期間が記されていたという。
NHKによると紛失したのは「支払期間指定書」で昨年2月1日から9日までの分。現在も継続して探しているとしている。一方、廃棄したのは昨年12月1日から19日までの分と今年3月12日から21日までの分。職員が倉庫に保管すべきところ個人のロッカーに保管し、言い出せずに困ってシュレッダーにかけた、という。
8月30日に視聴者からの問い会わせで職員が帳票を確認して分かった。NHKは19日から対象の視聴者に経緯を説明するとともにお詫びするとしている。今のところ個人情報が不正に利用されたという連絡はないともしている。
NHKは「視聴者のみなさんにご迷惑とご心配をおかけしお詫びいたします。個人情報については一層厳格な取り扱いを徹底してまいります」とのコメントを出した。(編集担当:森高龍二)