特別会計改革には特に思い入れ強い 野田総理

2012年01月23日 11:00

 野田佳彦総理は特別会計改革について「財務大臣時代から特に深い思い入れを持ってきた改革」とし、今国会での特別会計改革への意欲を示している。

 野田総理は「一般会計という母屋でお粥、特別会計という離れですき焼きと揶揄されたように、(特別会計については)無駄遣いに目が届きにくくなりがち」と改革の必要を述べ、自身のブログで「小泉内閣以来となる本格的な改革を断行する」としている。

 その例として「道路や河川など社会資本整備に関する特別会計が残存していたが、これを廃止する決断をした」ことをあげ、特別会計については「現在17あるものを11にし、看板の架け替えとなることのないよう、(特別会計の中の)勘定の数を大幅に見直し、最終的に約半分となる改革を行う」とした。現在、勘定数は51あるが、米管理勘定・麦管理勘定・調整勘定は食糧管理勘定(仮称)として統合するほか、農業勘定・家畜勘定・果樹勘定・園芸施設勘定は農業共済再保険勘定(仮称)として統合するなど、51を26までにするとしている。(編集担当:福角忠夫)