石破茂理と李在明(イ・ジェミョン)韓国大統領との首脳会談が23日予定されている。韓国大統領室関係者は総理の全国戦没者追悼式での「反省」を「国家間の信頼損ねない努力姿勢」と評価した。
韓国政府は一部政治家らがA級戦犯を祀る靖国神社に15日に参拝したことに遺憾の意を表明し「日本の責任ある指導者らが歴史を直視し、謙虚な省察と真の反省を行動で示すことを促す」(報道官論評)としたが、聯合ニュースが韓国大統領室への取材に、同室関係者は石破総理が「反省」という言葉を述べたことに「歴史を直視し、国家間の信頼を損ねないよう努力する姿勢を示すことは、より良い未来と共通の利益に合致するものとみている、と述べた」と報じ、石破総理の対応を評した。
一方、竹島を巡っては、外務省が16日までにワイヤーのようなものを竹島西の領海で海中に投入したのを確認し韓国に抗議したと発表した。
外務省は金井正彰アジア大洋州局長から金壯炫(キム・ジャンヒョン)在京韓国大使館次席公使に、井関至康在韓日本大使館政務公使(次席公使代理)から金相勲(キム・サンフン)韓国外交部アジア太平洋局長に対し抗議したとしている。
外務省は抗議で「竹島は歴史的事実に照らしても、国際法上も明らかに日本固有の領土であり、今般の調査船による我が国領海内での漂泊及び調査について強く抗議する」と申し入れたとしている。(編集担当:森高龍二)