ASEM首脳会合で日本の立場訴える 安倍総理

2018年10月11日 05:27

 安倍晋三総理は10日開いた政府与党連絡会議で「政府与党がこれまで以上にしっかり連携し、政治を前に進め、結果を出すことによって国民の負託に応えていきたい」と政府と与党との連携で結果を出して国民の評価を得る考えを強調した。

 安倍総理は当面の外遊に触れ「16日から20日にかけて、スペイン、フランスを訪問する。またベルギーで開催されるASEM(アジア欧州会合)首脳会合に出席する」とし「アジアとヨーロッパの首脳が一堂に会するこの機会に、北朝鮮問題を始めとする国際情勢、自由で公正なルールに基づく経済秩序の強化、アジアと欧州の連結性の向上等について、日本の立場を訴えたい」と述べた。

 また訪中について「再来週後半に中国を訪問する方向で日程を最終調整中だ」とし「習近平国家主席や李克強(り・こくきょう)首相と会談し、日中関係のみならず北朝鮮問題を含む地域・国際情勢について胸襟を開いて議論をしてくる」と意欲を示した。

 安倍総理は「今回の訪中により首脳間の信頼関係を深めるとともに、あらゆる分野で具体的な協力・交流を更に進め、日中関係を新たな高みに押し上げていく大きな弾みにしたい」と述べた。(編集担当:森高龍二)