岩屋毅防衛大臣は4日の記者会見で「サイバー攻撃に対する反撃」について「自衛権発動の三要件を満たす場合にはサイバー反撃は可能ということは以前から申し上げている」と述べたうえで「グレーゾーンというのがある。そういう時にどう対応すべきかということについては、今、研究・検討中だ」と語った。
岩屋防衛大臣は「重要インフラに影響があって、なおかつ、それが自衛権発動の要件を満たすということは、その損害が国民の生命・自由・幸福追求の権利を覆すようなレベルに達していると判断されれば、当然、武力攻撃事態と認定されて、自衛権が発動できるということだと思う」とした。
岩屋防衛大臣は「いわゆる情報を盗むために入って来るようなものは、NISCを中心に対応するということになると思うが、物理的、あるいは物や人に甚大な被害、損害をもたらすという場合には、場合によっては武力攻撃の一環かもしれないと。個々具体に判断をしていかなければいけない」と述べた。(編集担当:森高龍二)