河野太郎外務大臣と韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官による日韓外相電話会談が12日行われた。外務省は「約30分にわたり会談され、(元徴用工への損害賠償を行うよう日本の新日鉄住金や三菱重工業に求めた)韓国大法院(最高裁)の判決など、率直な意見交換が行われた」としている。詳しくは公表していない。
この電話会談については韓国・聯合ニュースも同日電子版で報じ「今回の電話会談が両国外交当局間の意思疎通の強化につながるか注目される」とするとともに韓国外交部の話として「康長官は判決に対する韓国政府の立場を説明し、日本側に慎重な対応を求めた。双方は今後も緊密なコミュニケーションを取っていくことで一致したという」と伝えた。
また「康長官は諸問題を総合的に考慮し、判決を巡る韓国政府の対応策を講じる考えを示したとされる」と推測し「河野外相や菅義偉官房長官ら日本の有力政治家が大法院判決に対し相次いで過激な発言を行ったことについては両国関係を踏まえ慎重な立場を取るよう促したとみられる」と伝えた。(編集担当:森高龍二)