安倍晋三総理は21日、ロシア訪問やダボス会議への出席を控え22日に予定されるロシア・プーチン大統領との首脳会議について「ロシアとの交渉は戦後70年以上残されてきた課題であり、決して容易なものではない」との認識を示したうえで「じっくりと時間をとってプーチン大統領と胸襟を開いて話し合い、平和条約交渉をできるだけ進展させたい」とした。
またダボス会議にあたっては「世界のトップ、ビジネスリーダー、オピニオンリーダーやジャーナリストが集まり、世界が直面する様々な課題について話し合う。私はG20大阪サミットの議長として基調講演を行い、デジタル時代の世界のルールづくり、自由貿易の推進、気候変動問題、海洋プラスチック対策など、地球規模の課題について日本の考え方を世界に発信したい」と述べた。
安倍総理のダボス会議出席は2014年以来になるが、安倍総理は「G20大阪サミットに向け、国際社会の様々な課題を解決する上においてリーダーシップを発揮していきたい」とG20大阪サミット成功に向けた布石になるものにしたいとの考えを示した。(編集担当:森高龍二)