日ロ首脳会談で平和条約締結へ胸襟開き話し合う

2018年05月22日 06:08

 安倍晋三総理は21日の政府与党連絡会議で外交問題、特に日ロ首脳会談に触れ「24日から27日にロシアを訪問し、プーチン大統領と通算21回目となる首脳会談を行う予定」と語り「平和条約締結に向け、2人で胸襟を開いてじっくりと話し合う」との考えを強調した。

 安倍総理は「北方四島における共同経済活動や元島民の方々の墓参りなどの人道的措置を前に進める」としたほか「喫緊の課題の北朝鮮問題についても、日露の連携を確認したい」とした。

 また米朝首脳会談について「歴史的な米朝首脳会談を、北朝鮮をめぐる核・ミサイル、拉致問題の包括的な解決に向けた前進の機会とするため、6月のカナダでのG7サミットの機会も活用し、日本の考えをしっかり、トランプ大統領に伝えながら、米国と共に準備を進めていきたい」と述べた。(編集担当:森高龍二)