自公で安定した政権の必要を強調 山口代表

2019年02月12日 08:47

 公明党の山口那津男代表は10日開かれた自民党大会であいさつし「自民党と公明党が連立を組んで、今年20年を迎える」と両党関係の強さを述べたうえで安定した政権の維持の必要を強調した。

 山口代表は小泉純一郎氏が『人生にはいろんな坂がある。上り坂、下り坂、そして『まさか』という『さか』がある』と言ったことを引用し「その、まさかということがあり(自公が)野に下ったことがある」と述べ「(野に下った)3年あまりの間も、風雪に耐え忍んで、来るべき時に期すという、この期間が誠に貴重であったと思う」と述べ、野に下っていた折、自民党総裁だった谷垣禎一氏に「今後も大所高所からのご指導を賜りたい」とエールを送った。

 山口代表は「政権の重みを今もかみしめながら、内外の課題山積の中、政権の安定の下に、大きな課題を乗り越えていかなければならない。政権の安定なくして、課題を乗り越えることはできない」と安定政権の維持を強調した。

 山口代表は「今、外交において様々な二国間の改善、交渉事がある」としたうえで「G20、ワールドカップ、オリンピック・パラリンピックへと続いていく。ある意味、わが国が対話による協調をつくりだし、多国間の協力をリードしていく絶好の機会でもある」とした。

 また内政では「全世代型の社会保障を進めていかなければならない」と述べ「国民に対する丁寧な説明と覚悟を促しながら、これを進めていきたい」とした。また「児童虐待の問題や(毎月勤労統計や賃金構造統計など不正が相次ぎ、政府統計への信頼が失墜している)統計の問題にもしっかりと真剣に取り組んで、国民の安心を作り出していきたい」と述べた。(編集担当:森高龍二)