菅直人元総理は衆参ダブル選挙の可能性について「アベノミクスが破綻すれば、安保政策も原発政策も国民から支持されていないので、政権は行きづまることは必至」とし「衆参ダブル選挙は安倍総理にとっても危険な賭けだが、弱気になれば政権も、健康ももたなくなることを知っている安倍総理はやってくると思う」とこの夏のダブル選挙の可能性が高いとの見方を２９日、ブログで示した。
そのうえで、民主党の岡田克也代表に「岡田執行部には安倍ダブル選挙で安倍政権を倒す秘策を練って、勇気を持って進んで欲しい」と書き込んだ。
菅元総理は民主党執行部が安倍政権を追い込めるかどうかを提起し、生活の党共同代表の小沢一郎氏について「政権を追い込むことにかけては、私が知る限り小沢さんの右に出る人はいない。小沢さんは１９９３年に自民党政権を倒し、細川政権を作った。次いで羽田政権を作った。さらに民由合併を経て鳩山内閣を作った。新たな政権を作ることにかけては小沢さんの右に出る人はいない」と政権交代につなげる政治能力を高く評価した。
一方で「政権維持には小沢さんは興味がなく、小沢さんの作った政権はいずれも短命に終わっている。小沢さんの使い方はむつかしい」とも。そこを踏まえても野党連携で、安倍政権打倒に知恵を頂けという意図か。（編集担当：森高龍二）
