政権維持のため与党で過半数 安倍総理

2014年12月01日 08:25

 安倍晋三総理はNHK番組で総選挙についての勝敗ラインを与党で「238」(衆院議席過半数)としていることに、党内からも少なすぎるのではとの声があることに「選挙の結果は多ければ多いほどいいが、油断が生まれる」と手綱を締めた。

 安倍総理は「衆院選は政権選択の選挙。政権維持のために自公で過半数をとっていくとの思いで戦いを続けていきたい」と政権選択選挙を強調し、油断せず戦う決意を示した。

 自民党と公明党で解散前の衆議院議席は自民295、公明31の計326議席。今回選挙から定数は前回選挙より5議席減り、475議席になるので、238議席で過半数になる。安倍総理は政権維持のための過半数以上を確保できることを勝敗ラインにしている。

 一方、野党第1党の民主党は28日までに前職62人を含む176人(うち女性28人)を公認し、選挙を戦う。自民への発言力を備えるため100以上の議席をめざす。(編集担当:森高龍二)