安倍政権維持か、政権交代か、是々非々かの選挙

2017年09月25日 05:33

 24日のNHK日曜討論に出席した各党幹事長など日本維新・自由党・社民党代表者らは安倍晋三総理が国会審議に対応せず、28日の臨時国会召集冒頭に解散の意向と言われていることに、いずれも批判した。日本のこころは安倍政権維持か、政権交代か、是々非々政党か選択が選挙の大義だとアピールした。

 日本維新の会の馬場伸幸幹事長は加計学園(獣医学部新設)疑惑、森友学園(国有地の8億円値引き)問題隠しの『衆院解散』だとの声が強い中「衆院解散・総選挙で森友問題・加計問題が解消されるわけではない」として「選挙後の特別国会、来年の通常国会で、ちきんと、説明責任を(政府は)果たして頂きたい」と求めた。そ9のうえで「今の時期での解散については理解できない」とした。

 自由党の森ゆう子参議院会長は「加計学園問題の追及が余程嫌なのだろう」と指摘。「議事録も公開していて一点の曇りもないと安倍総理は言うが、議事録が公開されるのは4年後だし、公開されている議事要旨はねつ造だった。加計学園幹部が国家戦略特区WGのヒアリングに参加していたことも削除されていた。安倍総理による総理延命のための解散だ」と指摘した。

 社民党の又市征治幹事長は「内閣改造もやったのに所信表明も、代表質問も、予算委員会もやらないで解散する。全党合意の核・ミサイルの非難決議もすっ飛ばし突如解散するというのは、前代未聞の暴挙だ」と述べた。「安倍政権の民主主義否定、国民・国会軽視姿勢を示すもの」と批判した。

 日本のこころの中野正志幹事長は「解散のタイミングとしては止むなし」とし「大義名分は、安倍政権をこのまま維持させるか、政権交代させるか、是々非々勢力を選ぶか、その国民の選択だ」と訴えた。(編集担当:森高龍二)