細野衆院議員の選挙区に自民以外の選択肢つくる

2019年02月14日 07:03

 立憲民主党の福山哲郎幹事長は12日の記者会見で、枝野幸男代表が細野豪志衆院議員の選挙区(静岡5区)に候補者を擁立する考えを示したことに「当然だ」と語った。

 細野衆院議員は無所属で自民党会派入り。自民党入党の意向を示していることから、福山幹事長は「(静岡5区では)自民党以外の選択肢がなくなる」として「野党第一党の責任として、その選挙区で選択肢を提示することは一般的かつ当然のことだ」とした。

 また従軍慰安婦問題で、韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長が天皇陛下の謝罪があれば解決するという発言をしたことには「不適切な発言だ」と述べるとともに「両国の政治家は日韓関係の重要性を鑑み、それぞれが一定の節度と抑制をもって両国関係について語らないとエスカレーションするいっぽう。外交は出口が見えなくなる」と懸念を示し、慎重な対応を求めた。

 また「枝野代表も私も、官房長官・副長官として韓国と従軍慰安婦問題について交渉していたので、そこについてはもともと日韓請求権協定の中で解決済みの問題」と語り、政府と認識を共有している旨を示した。(編集担当:森高龍二)