民主党の細野豪志幹事長は18日夕の記者会見で議員定数の削減や選挙制度の改革にむけ、自公の幹事長との会談が実現する見通しになったとしたうえで、今国会中の法改正が3党合意の中身とし、実現にむけ牽引役を果たす考えを示した。
細野幹事長は議員定数2割削減の方針は変えない考えで、その中身には柔軟に対応する構えをみせている。
一方、自民党は21日に党選挙制度改革問題統括本部を開く予定だ。石破茂自民党幹事長は「3党合意は重く、実現にむけ、最大限の努力をする」とさきの記者会見で3党合意の約束履行にむけた努力を表明。細田博之自民党幹事長代行も18日夕の記者会見で「約束は守るということで、鋭意検討を進めている」と強調した。
また、細田自民党幹事長代行は「お互いの党の主張はほとんどわかっているので、スタートは非常に熟した段階から始まる」とし「問題は着地できるかどうかということについて、お互いの理解を深めて合意するということなので、その意味では、わたしは困難だとは思っていない」と語った。そのうえで「自公・民主含めどこまで合意できるかわからないが、合意案をつくって国会を通す。これが目的」とした。(編集担当:森高龍二)