山口県下関市と福岡県北九州市をむすぶ「下北道路」の調査をめぐり安倍晋三総理、麻生太郎副総理に「忖度した」と国交副大臣が発言、辞任に追い込まれたのをはじめ東京オリンピック・パラリンピック担当大臣も「復興より・・・」と不適切発言の責任を取り辞任するなど安倍総理の任命責任や航空自衛隊最新鋭ステルス戦闘機「F35A」墜落事故など相次ぐ事案に野党は安倍総理出席の衆参予算委員会開催を求めている。
日本共産党の小池晃書記局長は15日の記者会見で「参議院規則」38条は委員の3分の1以上の要求があったとき「委員長は委員会を開かなければならない」と規定しており、参院予算委員会45人のうち自民、公明を除く全会派の理事、委員の17人が委員会開催を要求していることを踏まえ「委員会開催に『応じる』、『応じない』の選択の余地のない問題だ。委員の3分の1以上が要求すれば開会の義務がある」と当然に開催する義務があると強調した。
「忖度した」とする道路を巡っては15日、立憲民主党や日本共産党、社会民主党、自由党の国会議員らが現地を訪れ、山口、福岡両県の知事ら出席のもとで関係者からヒアリングした。(編集担当:森高龍二)