岩屋毅防衛大臣は17日までの記者会見で4月9日、青森県沖に墜落した最新鋭ステルス戦闘機F35Aに関し「集中的に捜索・救助活動を行っている」としたうえで「搭乗員がまだ行方不明で、機体の位置もまだ分かっていない。全力を尽くしたい」と述べた。
岩屋大臣は「F35Aという機体の特殊性、非常に保全すべき機密をたくさん含んだ機体でもある」と述べ「わが国が主体になりつつ、米国の協力・支援を得て、原因を究明していきたい」と政府主導で対応していく考えを強調した。
墜落したF35Aについては左右の尾翼の一部を回収しているが、機体そのものは見つかっていない、という。
岩屋大臣は「(F35Aは)これから多くの調達を予定している機体なので、あくまでも調査はわが国主体でやっていく。(そして)米側の協力支援をもらいながら原因究明を進めたい」と述べた。
政府はF35ステルス戦闘機を105機購入する計画で、うち42機はF35Aをより進化させた「短距離離陸・垂直着陸型」のF35B戦闘機を予定している。(編集担当:森高龍二)