岩屋毅防衛大臣は16日の記者会見で航空自衛隊の最新鋭ステルス戦闘機F35Aが青森県沖合に墜落した事故に関して、パイロットが今も行方不明で見つかっておらず、機体の位置もまだ分かっていないが、早く発見できるよう全力を尽くしたいと強調した。
岩屋防衛大臣は「事故原因については航空幕僚監部の下に『航空事故調査委員会』を既に立ち上げているが、F-35Aという機体の特殊性、非常に保全すべき機密をたくさん含んだ機体でもあり、わが国が主体になりつつ、米国の協力・支援を得て原因究明していきたいと考えている」と米国と連携した原因究明をするほかない旨を語った。
また18日から21日までの日程で訪米し、日米安全保障協議委員会、「2+2」会合に臨むことについて、岩屋防衛大臣は「今後の日米同盟の在り方、抑止力、対処力の強化についてしっかり協議を行ってきたい。日米同盟をさらに充実・強化するための会談にしたい」と語った。
また、F35Aの墜落事故に関しても「直近に起こった事案なので、この事案も含めて、しっかりと議論をするということになると思う」と述べた。(編集担当:森高龍二)