岩屋毅防衛大臣は7日の記者会見で、青森県沖の海上に4月9日墜落した最新鋭ステルス戦闘機F35Aについて「フライト・データ・レコーダー、FDRの一部を含むF-35Aの部品が確認された」と明らかにした。
ただフライト・データ・レコーダーの一部が発見されたとはいえ「全部が発見されたわけではないため、かなり損傷が激しいのかと思っている」との認識を示した。そのうえで「引き続き、メモリー部分も含め、懸命に捜索をしていきたい」と述べた。
また「発見して引き揚げられているのは、あくまでも部品であり、機体全体がどういう状態になっているかは、更に捜索を続けてみないと現時点でははっきりと分からない」とも述べた。
岩屋大臣は「引き揚げたFDRの一部は現在、防衛省・自衛隊が調査している」と明かしたうえで「現段階では肝心のメモリー、記録媒体については発見されていない」とした。
また搭乗していた操縦者を発見できていないとし「引き続き、操縦者、機体の発見、引き揚げに努める」と述べた。また「事故調査委員会で事故原因等の究明に努めていく」とした。(編集担当:森高龍二)