林野庁は福島県郡山市の針葉樹林と落葉広葉樹林の下草と落葉除去による森林の除染実証試験を行った結果、いずれの森林でも下草と落葉を除去することで、空間線量率は除去前の約6割から7割まで低減した。また、その効果は落葉広葉樹林の方が針葉樹林に比べ大きかったと27日発表した。
また、除去にあたっては森林の保全や放射性物質の再拡散防止の観点から降雨等により除去後に露出した表土を流出させないことも必要とし、一度に広範囲を除去するのではなく、様子を見ながら徐々に面積を拡げていくことが適当と考えられるとしている。(編集担当:福角忠夫)