日本維新の会の松井一郎代表は24日の記者会見で、北方4島をめぐり「戦争しないとどうしようもなくないですか」などと平和憲法の原則に反する発言をし、6党会派から議員辞職勧告決議案、自民・公明からけん責決議案が提出されている丸山穂高衆院議員について、丸山議員が体調不良で2カ月の休養が必要との診断書を衆院議運理事会に提出し、同日の理事会に出席しなかったことについて「(2カ月加療が必要というなら)早くケジメつけて、加療するように」と早々に議員を辞職し、治療に当たるよう求めた。
松井代表は「2カ月も出て来られないんだから、早くケジメつけて、早く(議員を)辞めて、治療に専念してもらいたい」とはっきり議員辞職するように求めた。
また、元フジテレビアナウンサーで現在フリーアナウンサーの長谷川豊氏について「党の参院選候補者となる可能性は非常に低くなった」と述べた。
長谷川氏は維新から参院選比例代表に立候補する予定が言われていたが、都内での講演で「士農工商の下に人間以下の存在がいる。人間以下と設定された人たちも性欲などがある。当然、乱暴なども働く」などと江戸時代の被差別部落について語り、被差別部落への差別を助長するような発言をして後に発言を完全撤回、陳謝していた。
松井代表は「ネットでああいう発言も知ったわけだが、我々が政治の仲間として(一緒に)やるにはいかがなものかと思っている」と公認予定リストからは外れたとの認識をうかがわせた。(編集担当:森高龍二)